
クライアントモデルさんは70代の女性です。
左が、ヘナケア前。右が、ヘナケア後。お顔の表情の変化も合わせてご高覧下さい。
セラピストモデルさんはアーユルヴェーダサロンオーナーセラピストの畑真弓さん(大阪)。
使用アイテムは『サフランオレンジ』と『コーヒーブラウン』です。

モデルさんは全白髪ではなく、頭髪全体の半分くらいに白髪が混ざっています。
ヘッドマッサージで血流を良くしておきます。

『サフランオレンジ』を置いていきます。化学染めの場合は染料が頭皮につかないように注意しなければなりませんが、品質の良いヘナを使う時は頭皮にもしっかりと置いていきます。さらに、トリートメント作用も考えて、毛先までしっかりとヘナがいきわたるようにします。

頭皮全体に『サフランオレンジ』を置いたら、ラップをし、その上からタオルをかぶせて保温。
20分置きました。この写真を撮影した時は寒い時期で、20分ほどならば汗が噴き出ることはないとの判断で、ティシュや綿布を置かずに、そのままラップをしました。
しかし、多くの場合、ヘナを頭に乗せて待つ間に、ヘナが汗で流れ落ちることが多々ありますので、額から後頭部まで、髪の毛の生え際にはティシュや綿布を置いて、流れてくるヘナを受け止められるようにしてください。
また、心がけたいひと工夫として、待っている時間を楽しく過ごすと、ヘナケアそのものが楽しくなります。

20分経ちましたので洗い流します。頭皮のオレンジ色などもご確認ください。
人によっては「白髪が多く生えている部分の頭皮にはオレンジ色が付きやすく、黒髪の多い部分にはオレンジ色が付きにくい」という経験を持たれる方がおられるようです。

『ソジャットヘナ コーヒーブラウン』で二度染めをします。『コーヒーブラウン』には、ナンバンアイ葉という名でインディゴを配合しています。白髪染めを目的にヘナケアする時、伸びてきた白髪の部分である髪の毛の根元部分が、オレンジ色に染まりますので『コーヒーブラウン』は、根元を中心に置いていきます。『サフランオレンジ』のように、毛先までしっかりと塗るということは必要ありません。頭皮のオレンジ部分にも『コーヒーブラウン』が重なるように置きます。こうすることによって、『コーヒーブラウン』を洗い流す時に、頭皮についていたオレンジ色が一緒に取れていきます。

『コーヒーブラウン』はナンバンアイ葉を配合しているため、髪の毛に入っていくのに時間が必要となります。40分お待ちください。その間に、汗で流れる可能性が高まります。
写真のように、髪の毛の生え際にはしっかりとティシュや綿布を置いて、顔や衣類に流れないように、ご注意ください。

さて、40分経ちましたので洗い流してドライヤーで乾かしました。
根元まですっきりときれいに仕上がった様子をご覧ください。
また、モデルさんの表情の変化を合わせてご高覧ください。
この変化も、品質の良いヘナならではの出来事です。
ヘナもナンバンアイ葉も、たんぱく質に結合した後、空気に触れて酸化することで発色していきます。
『コーヒーブラウン』はナンバンアイ葉を配合しているために、お湯で洗い流した後、シャンプーで洗い流していただいたほうが、衣類やシーツ類等への色移りを気にせずに済みますので良いと思います。
ただし、シリコン剤などで髪の毛の表面をコーティングしないシャンプーをお使い下さるほうが、発色条件として優れていますので、ご注意ください。
『コーヒーブラウン』を初めてお使いになる方で、40分経過して洗髪をした直後は、染めたい部分の色が薄くなっておられる方もおられます。
しかし、ドライヤーで乾かしていくなど、時間の経過とともにどんどん濃くなっていきます。
この豊かな表情の変化も自然素材の特徴ですので、お含みおきくださいませ。